栃木県真岡市の建築屋の旅記録~ベトナム③
こんにちは。本日は蕎麦田の旅日記です。
久しぶりになってしまいましたが…
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旅の話10 (ベトナム ハノイ②)街内を散策した。とりあえず長いこと戦を
していた国である。軍事博物館なるところに行った。入り口右手にミグ戦闘機がドンと
あり、他の殺し道具もゾロゾロと並ぶが、今では骨董品。戦争が終わると誰もが平和と
言いながらどの国も次の戦争の準備に余念がない。人は人殺しが好きなのである。
彼が安置してある廟、そして彼が暮らしていた家にいってみた。廟には冷凍された彼の
遺体をガラスケ-スに収められている。
うす暗い内部で多少遠い場所からの眺めは、彼が本物か、もしかして蝋人形か
わからない。たとえ偉い人であろうと死んで冷凍し見せしめにするのはどうであろう。
北の大国、天安門なる広場の南の一角に、『毛さん』も同じようにガラスケ-スに
収められている。人は無から生まれた。だから終わりも無にするのが自然のような気が
する。(個人的見解)彼の家は一応普通の2階建で特別なものはない。おじさんはここ
で死ぬまで居、質素な生活をしていたという。
大戦後、共産の国はバラ色の国と呼ばれていた時期が日本でもあった。ホ-おじさんも
その方法で国を運営しようとした。しかし今、その方法で運営しうまく行った国は多分
ない。人は自分の生きる道を自分の能力に相談し、そして努力をし、運というものも
多少たよりにし、進むものではないか。他の人がそれを決めたのであれば人は気力が
なくなり、その結果国は衰える。共産主義の指導者はなぜか支配者に代わり、そこに
不条理が生まれ、結果民の爆発か、恐怖で民を支配するかのどちらかである。
今ここでは彼らの好きではない北の大国の政治のやり方をまねているらしい。
ドイモイ政策という。政治は共産党一統独裁、市場は自由経済である。権力者は
権力を簡単には手放すことはしないので、そういうことになってしまうのであろう。
ホ-おじさんが目指したここの共産の国は、ガラスの中からどう見えるのであろうか。
この地の産物で昔から日本でもよく知られているものがある。『伽羅』香木で
ある。それを探しにいくつかのお土産屋を廻った。少し高いものを扱っていそうな
お土産物屋でそれを見つけた。香りは日本の線香の臭い。思った以上の値札がついて
いる。握りこぶしより一回り小さいものが1000$くらいする。線香に1000$と思い
つつ店を出た。(伽羅本物の臭いは残念ながら知らない。その店に伽羅の粉と木の粉を
練ったものが売っていた。約2cmの円錐の形の物、だいたい20個で20$。その香りが
線香の臭い)
東洋、中東では香を焚く文化はあるがヨ-ロッパでは聴いたことはない。
しかしヨーロッパの貴婦人は(男は知らない)香水で体をプンプンさせる。あの人達は
風呂にも入らず肉ばかり食うので体がくさい。そこでそれをふりかけそのくささを
隠そうとしたのでは、毎日風呂に入りきれい好きの日本人には理解しがたい。
世界三代美人の一人、かの大国の『楊貴妃』は男をまどわす香りをただよわせていたと
聞く。香りには魔物がいる。
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